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スチールラック 家具 へこみ

家具によるフローリングのへこみを防止する方法とへこみ補修方法

家具によるフローリングのへこみを防止する方法とへこみ補修方法

ベッドやスチールラックなど、大きな重みのかかる家具をフローリングの床に長期間設置すると、フローリングにへこみができてしまうことがあります。へこみができると家具を移動したときに目立つうえに、賃貸住宅では退去時に補修費用を請求されることもあります。
この記事では、家具でフローリングにへこみができる原因と、へこみの防止対策についてや、へこみの補修方法についても簡単に紹介します。

■まずは、家具でフローリングにへこみができる原因をチェック

フローリングは家具を置いて使うことを想定して作られているので、そう簡単にはへこみができませんが、いくつかの原因が重なるとへこみができることがあります。

・家具側の原因:フローリングに直に設置するには重すぎる、接地面積が小さい、振動で重みが集中
・使い方の問題:物を載せすぎて床が耐えられない
・フローリングと家具の相性:フローリングの素材が柔らかく、重い家具を置くのに適していない

・家具自体が重すぎる
グランドピアノ・アップライトピアノや業務用の超大型スチールラックなどは、一般的なフローリングの床に設置するには重すぎる場合があります。

・物を載せすぎる
スチールラックなどの大型収納家具にたくさんの物を載せると、家具自体は耐えられても、床が重みで押されてへこんでしまうことがあります。

・家具の接地面積が小さく、重みが局所に集中する
接地面積(家具が床に接する面積)が小さいほど、重みが狭い範囲に集中するので、へこみができやすくなります。
例えば、脚で支えるタイプのベッドは、脚の先端に重みが集中するので、比較的へこみやすいと言えます。一方、ベッドの枠組み全体が床に接するタイプのベッド(フロアベッドなど)は、重みだけでへこみができることは考えにくいです。 家具自体の重さや載せた物の重量だけでフローリングがへこむケースは少なく、「大きな重量と接地面積の狭さ」が重なってへこみにつながるケースが多いです。
以下のような家具は接地面積が小さめなので、注意が必要です。
・脚で支えるベッドやソファー、椅子など
・細い支柱で支える収納家具(スチールラックなど)
・ボールキャスター(回転部分が球状のキャスター)が付いた家具
冷蔵庫や洗濯機などの大型家電も、へこみの原因となることがあります。

・振動で局所に過大な力がかかる
家具・家電の揺れによって接地面の一部に過大な重みがかかり、へこみの原因になることがあります。 例えば、2段ベッドははしごを上り下りする際にベッドが揺れ、脚に過大な重みがかかることがあります。 洗濯機は洗浄や脱水の際に大きく揺れ、底の支えに大きな力がかかります。そうしたことが日常的に繰り返されるので、フローリングを傷つけやすいです。

・フローリングの素材が柔らかい(スギ・ヒノキなど)
フローリングは木材でできていますが、木の素材によって硬さが異なり、柔らかいフローリングは硬いフローリングよりもへこみやすいです。
無垢材(天然木から切り出した木材)のフローリングの場合、スギやヒノキ、マツなどの針葉樹は柔らかく、オークやナラなどの広葉樹は硬めです。
複合材フローリング(合板や集成材を重ねたフローリング)の場合、表面の木材(化粧材)によって硬さが変わりますが、一般的に無垢材のフローリングよりも硬めです。
スギやヒノキなどの針葉樹の無垢材でできたフローリングに家具を置く場合、とくに注意して対策する必要があります。

・番外編:クッションフロアは柔らかくてへこみやすいので要注意
塩化ビニル素材(PVC)の「クッションフロア」や「フロアタイル」がフローリングの代わりに使用される場合がありますが、これらはフローリングに比べてかなり柔らかく、へこみができやすいです。 「クッションフロア」「フロアタイル」はフローリングよりも安価で張り替えがしやすいですが、へこみを避けるにはかなり厳重な対策が必要です。

■フローリングのへこみを防止するための家具の選び方・使い方

へこみの原因をなるべく少なくすることがへこみ防止につながります。家具の購入・設置の際には以下の点に注意してください。
・なるべく接地面積が広い家具を選ぶ
・重すぎる家具を置かない、家具に物を載せすぎない(フローリングの硬さを考えて調整する)
・洗濯機など大きく振動する家電は置かない
・長期間同じ箇所に重みがかかるのを避けるため、ときどき家具の配置を変える(配置変えの際には家具を引きずらないように注意)
・グッズを使って接地面積を広くする
グッズを使った対策については次の章でくわしく紹介します。

スチールラック 100均 パーツ へこみ防止対策

■専用グッズや100均グッズを使ったフローリングのへこみ防止対策

ここでは、各種グッズを使ってフローリングのへこみを防止する方法について解説します。

・【家具全般】家具の下に板などを敷いて重みを分散する
多くの場合、フローリングのへこみは重みが狭い範囲に集中することで生じます。木の板やアクリル板などを家具の下に敷けば、重みが板全体に分散され、へこみが生じにくくなります。 脚・支柱の部分に敷くだけでも十分ですが、なるべく大きな面積の板を敷いたほうが重みがより分散され、効果的です。 あまりに薄い板だとへこみを防ぎきれない可能性があるため、ある程度厚みのある板を選んでください。 板の見た目が気になる場合は、フローリングと相性のいい木目調のリメイクシートなどを貼ってから設置するとよいでしょう(ただし、時間がたつうちに家具の重みでリメイクシートが破れ、貼り直しが必要になる可能性があります)。

・【家具全般】家具の下にマットやカーペット、シートを敷いて重みを吸収する
家具全体をカバーできるマットやラグ、カーペットを敷くか、脚・支柱の部分にだけマット敷いて、家具の重みを吸収します。 へこみ・傷防止用のマット類が、ニトリなどのインテリアショップやホームセンター、100円ショップで販売されています。脚・支柱には耐震マットや防振パッドなども使えます。 高さのある家具(スチールラックなど)の場合、柔らかくて厚みのあるラグ・カーペット類を敷くと足元が不安定になって揺れやすくなるので、固めのカーペットや薄手でしっかりしたマットを敷いたほうがよいでしょう。

・【スチールラックなど】支柱に大型のアジャスターや転倒防止バーツを取り付ける
スチールラックの場合、接地面積が大きめのアジャスターや転倒防止用の足元パーツを取り付けることで、重みを分散することができます。

・【スチールラック】キャスターを付けてときどき配置を変えながら使う
スチールラックは支柱にキャスターが取り付けられるようになっている製品が多いです(初めからキャスターが付いた製品もあります)。キャスターを付けて、ときどきラックを移動して配置を変えながら使えば、一箇所に長期間重みが加わることを防げます。 ただし、ボールキャスターはへこみの原因になりやすいので避けてください。

・注意点:フローリングと相性の悪い素材(天然ゴムなど)は避けること
天然ゴムのマットは、長期間設置しているとフローリングにゴムの色が移ってしまうことがあるので、使用しないほうがよいでしょう。 接着剤付きで床に貼り付けられるようになっているマット類も、時間がたつと接着剤が床に貼り付いて除去しにくくなる可能性があるので、避けたほうが無難です。

スチールラック へこみ防止対策 補修対策

■フローリングにへこみができてしまった場合の補修方法

フローリングにできたへこみは、程度によっては補修可能です。ここでは、自分でできる補修方法を簡単に解説します。
やり方が悪いとかえってフローリングを傷めてしまう恐れがあるため、不安な方は業者に補修を依頼しましょう。

・無垢材の浅いへこみをアイロンで補修
浅いへこみであれば、熱と蒸気でもとに戻す(目立たなくする)ことが可能な場合があります。へこみの上に濡れたタオルをかけ、中温に熱したアイロンをタオルにあててしばらく蒸らします。 アイロンによる補修は無垢材のフローリングに効果的です。ただし、フローリングの表面にウレタンなどの塗装がしてある場合は、熱で塗装が剥げたり変色したりする恐れがあるので、アイロン補修は避けてください。 複合材のフローリングは表面に特殊なシートやウレタン塗装が施されていて、アイロン補修に向かない場合が多いです。

・ハードワックス(フローリング補修キット)やパテで補修
無垢材にも複合材にも使える方法です。 浅いへこみはハードワックス(スティック状の色つきワックス)で補修可能です。ワックスを電気ゴテ(ホットナイフ)などで溶かしてへこみに流し込み、乾燥したらスクレーパー(ヘラ)で削って表面を平らにします。一色のワックスでは色が合わない場合、数色を混ぜ合わせて調整します。 数色のハードワックスと電気ゴテ、スクレーパーなどがセットになった補修キットも販売されています。 深いへこみはパテで補修する方法がありますが、難易度は上がります。 深いへこみや複合材フローリングのへこみの補修は難易度が高いので、業者に依頼することをおすすめします。

■まとめ

フローリングのへこみは、狭い範囲に長期間重みが集中することで発生するケースが多く、接地面積が小さい家具ほどへこみが生じやすいです。 下に板などを敷いて重みを分散させるか、マットなどを敷いて重みを吸収するのが、基本的なへこみ対策となります。ときどき家具を移動し、重みがかかる部位を変えるのもおすすめです。 スギやヒノキなどの柔らかい無垢材のフローリングでは、配置する家具の重さや接地面積にとくに注意し、厳重なへこみ防止対策をしておく必要があります。