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業務用スチールラックと家庭用スチールラックの違い

業務用スチールラックと家庭用スチールラックの違い

業務用スチールラックと家庭用スチールラックの違いとは?
自宅で業務用を使うことはできる?

耐久性に優れた便利なスチールラックは、家庭用と業務用がありさまざまな場所で使われています。
なかには自宅に業務用、職場に家庭用を導入しようと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は業務用スチールラックと家庭用スチールラックの違いについてご紹介いたします。それぞれの特徴などをしっかり把握し、導入場所に適しているかを考えましょう。

業務用スチールラックと家庭用スチールラックの特徴

■業務用スチールラックの特徴と家庭用スチールラックの特徴

業務用と家庭用のスチールラックに明確な違いはありません。どちらも鉄(スチール)を素材とし、オフィスや倉庫などでの使用を前提として作られている、もしくは家庭での収納用として作られているかによって見た目や機能性が異なります。
業務用はシンプルな見た目で、重視されるのは機能性や耐久性です。そのため、業務の効率化・安全性が求められる事務所や工場、学校、店舗などでよく使われています。
一方、家庭用は部屋のインテリアや家具と合わせやすいよう、おしゃれにデザインされたものがほとんどです。
棚板の位置を調整したり、フックやハンガー、バスケットなどを使ったりすれば、キッチンアイテムの収納棚や本棚としても活用できます。

製品の違い

■製品の違い

製品化されている業務用および家庭用スチールラックの違いは、主に「耐荷重」「サイズ」「耐震性」にあります。
業務用スチールラックの用途は多岐にわたるため、これらの点で家庭用よりも優れているのが特徴です。

・耐荷重
耐荷重は、業務用と家庭用スチールラックの性能を比較した際の大きな違いの一つです。
「耐荷重」とは、スチールラックが耐えられる重さの上限を示したもので、製品には棚板1枚あたりの数値とスチールラック全体の数値が表示されています。

<家庭用スチールラック>
家庭用スチールラックの耐荷重はおおよそ80〜150kgであり、製品やサイズによって異なります。
家庭ではキッチン用品・家電製品・衣類といった軽量のものを収納することが多いため、耐荷重の値はそれほど大きく設定されていません。

<業務用スチールラック>
業務用スチールラックの耐荷重は100〜2,000kgまで幅広く設定され、上限によって軽量ラック・中軽量ラック・中量ラック・重量ラックに分かれます。
家庭用よりも重いものが置け、さまざまな場所や用途での使用が可能です。

・大きさ
業務用と家庭用のスチールラックではサイズ展開も異なり、各設置場所に適した大きさに設計されています。

<家庭用スチールラック>
家庭用スチールラックは使用場面と載せるものが限られるため、大きくても180cmほどに留まります。
家具と家具の隙間に収まるようなスリムタイプの製品が多く、余ったスペースを有効活用できるのが特徴です。

<業務用スチールラック>
業務用スチールラックは大容量であることが重視されるため、家庭用と比べてサイズ展開が豊富です。
大量の保管物を収納できる大型のものから、書類整理に適したスリム型のものまであります。

・耐震性
業務用と家庭用スチールラックには、それぞれ耐震性を上げるための転倒防止対策がされています。
しかし、使う部品や対策方法が異なり、耐震性にも差が出ているようです。

<家庭用スチールラック>
家庭用スチールラックは「テンションポール」という突っ張り棒のような部品を天井に伸ばして転倒を防いでいます。
ただし、天井の石膏ボードの強度が弱いため、耐震性はあまり高くありません。

<業務用スチールラック>
業務用スチールラックにはボルトを使って壁や床にラックを固定する方法と、転倒防止ベースと呼ばれる金具を付ける方法の2つがあります。
どちらも地震や揺れに強いとされていますが、転倒防止ベースを使用する方法はボルトで固定するよりも耐震性が劣ります。

自宅で業務用スチールラック、職場で家庭用スチールラックは使える?

■自宅で業務用スチールラック、職場で家庭用スチールラックは使える?

業務用スチールラックを自宅で使うことも、家庭用スチールラックを職場に導入することも問題はありません。
ただし、いくつかの注意点があるため、使用場所や用途を考えて選びましょう。

・業務用を家庭で使うのはあり
業務用スチールラックは家庭用よりも頑丈で、耐久性にも優れています。そのため、重い家電や荷物を収納でき、しっかりとした安定感が得られるでしょう。
しかし、組み立てが難しい場合もあるため、購入の際は注意が必要です。
また、スチールラック自体に重量があることから置き場所にも気を付けなければなりません。

・家庭用を業務用で使うのは用途次第ではあり
家庭用スチールラックは業務用と比べて耐荷重や耐久性が劣り、重量があるものの保管には向いていません。ただし、置き場所によってはオフィスや事務所でも活用できるでしょう。
その際は何をどれくらい収納するのかを決めておき、スチールラックの耐荷重と照らし合わせること重要です。

スチールラックを選ぶためのポイント

■目的に合ったスチールラックを選ぶためのポイント

スチールラックは比較的大きな家具・収納アイテムのため、購入時の失敗はできるだけ避けたいものです。
スチールラックを選ぶときは、次の7つのポイントに気を付けましょう。

・耐荷重は余裕を持たせて選ぶ
各製品に表示されている耐荷重は平均均等荷重であり、棚板全体に対して均等に保管物を載せることを想定しています。
つまり、棚板1枚に対する耐荷重が150kgのスチールラックであれば、50kgの保管物を均等に分散して置かなければならないということです。
もし棚板の中央や端のみに150kgのものを積み続けると、棚板のたわみや破損の原因となってしまいます。スチールラックには何かとものを載せてしまいがちなため、保管したいものの重さよりも少し余裕がある耐荷重のものを選ぶのがおすすめです。

<耐荷重ごとに使われることが多いシーン>
会社や企業での活用例には次のようなシーンがあります。
耐荷重ごとに場面を紹介するので、スチールラックを選ぶ際の参考にしてください。

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種類 耐荷重 載せるものや使う場所
軽量ラック 120kg 衣類・本・書類・コピー用紙・工具・部品などの保管に向いており、オフィスやアパレルの倉庫、店舗のバックヤードで使われています。
150kg 耐荷重120kgよりも余裕があり、大きめのオフィスやアパレル、店舗で活用されます。
中軽量ラック 200kg 工場や倉庫に置かれることが多く、大型工具や大量の生産物が保管できます。
中量ラック 300kg 機械部品や金属製の重量物を扱う工場・倉庫で利用されています。
500kg 耐久性が高いため、医療機関・学校・研究施設といった施設での精密機械や専門機器の保管棚に最適です。
重量ラック 1,000〜2,000kg 大規模な倉庫や物流センターなどで大量の生産物を置くのに使われています。


・追加パーツは付けるか
スチールラックには収納力を上げるものや安全性を高めるものなど、さまざまな追加パーツがあります。
先に触れたテンションポールもその一つですが、設置が簡単なS字フック、スチールラックを移動させるためのキャスターやスライドレールなども取り付け可能なパーツです。 設置場所と目的に応じて必要性を考え、追加パーツについても、スチールラックと合わせて検討してみましょう。

・業務用スチールラックならコーティングも重要
スチールラックは鉄を素材としているため、そのままではサビやすく耐久性も落ちてしまいます。特に飲食店の厨房や、湿気がたまりやすい倉庫などの職場では避けたい問題です。そのような場合には、サビに強いコーティング加工がされたスチールラックを検討しましょう。
コーティングは汚れを防ぐ効果も期待できるため、スチールラックを長持ちさせることが可能です。

・メーカーの情報をチェック
スチールラックを選ぶ際、保管物を収納したときのイメージを持つことも大切です。業務用スチールラックのメーカーが運営するホームページでは、企業の導入例を紹介している場合があります。実際の使用場面や製品情報から、保管物の種類と重量が製品に合っているかを確認し、スチールラックを選びましょう。

・設置場所の広さ
スチールラックを選ぶ前に、必ず設置場所の横幅・高さ・奥行きを測っておきましょう。
確認せずに購入してしまうと、スペースに収まらない、はみ出してしまうといったことになりかねません。確実に計測しておくことで、そのような失敗を避けられるため、スチールラックのサイズや形をスムーズに決められます。その際に具体的なレイアウトを書き出し、必要な追加パーツやアイテムのチェックをすることも大切です。

・組み立ての方法
スチールラックは耐荷重によってボルト固定式とボルトレスに分かれ、組み立て時間にも差が出ます。ボルト固定式は耐荷重120kgのスチールラックに採用され、支柱と棚板をボルト(ねじ)やドライバーを使って一つひとつ固定していく方法です。
対してボルトレスは、支柱の穴にその他の部材の爪を差し込むだけで作業が完結するため、ボルトが要りません。ボルト固定式よりも組み立てが簡単で、作業時間も大幅に短縮できます。また、棚板の高さ調整も短時間で済むため、在庫整理や商品の入れ替えも楽に行えるでしょう。

・できれば実物を実際に確認したほうがよい
現在、スチールラックは通信販売もされており、どこでも手軽に購入できます。しかし、画面上では製品本来の質感や色合いを知ることはできません。
そのため、通販で購入する前にはホームセンターなどで実物と近いモデルのスチールラックを見ておき、思い描いたイメージと相違ないか確認するとよいでしょう。
そうすることでイメージと合わない、使いにくいといった失敗が防げます。

■まとめ

保管物の重さや用途、使用場所を考えておくことがスチールラック選びのコツです。
スチールラックの「キタジマ」では、さまざまなタイプのスチールラックを販売しています。
ぜひスチールラックを導入して、あなたのオフィスや自宅の収納をすっきりさせてみてはいかがでしょうか?

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