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【倉庫内レイアウト】倉庫の稼働率を上げるならスチールラックの整理整頓が大切です!

コラム倉庫レイアウト

【倉庫内レイアウト】
倉庫の稼働率を上げるならスチールラックの整理整頓が大切です!


年末や大型連休前、棚卸の際に倉庫内の整理に取り掛かるという方も多いのではないでしょうか。 商品在庫やスタッフ、作業リフトなどの機材が増えたなら、それらが稼働しやすいように状態を変化させることがとても重要です。 作業の効率化を目指すなら、倉庫内の整理整頓とスチールラックを新調しましょう! 今回は倉庫内レイアウトについてご紹介いたします。



■スチールラックの棚を使いやすくするレイアウト

倉庫内を適切なレイアウトにすることで得られる最大のメリットは、移動距離の短縮です。 人や商品の移動距離が短くなることで作業時間はもちろん、商品の落下や破損などのリスク軽減にも繋がります。 しかし移動距離が短くなるだけでは作業効率は上がりません。 ピッキングなどの作業スペースが確保できなければ倉庫内の行き来が増えてしまい、短くしたはずの距離が結果的に増えてしまうことにもなりかねないからです。 効率が上がる倉庫内レイアウトにするための注意点はどのようなものなのでしょうか。

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・作業フローを整理する
どのような倉庫内レイアウトにするのかを考えるために、まず作業フローの整理を行いましょう。 具体的に、
1.入荷した商品を仮置きして検品
2.収納して出荷をする時まで倉庫内で保管
3.出荷する商品をピッキング
4.検品を行い、出荷方面ごとに区分け
5.車両に積み込む
6.出荷
というのが一般的な作業フローです。 この作業フローをしっかりイメージすることが、レイアウトの肝となります。

・倉庫棚レイアウトの基本
作業フローをもとに、倉庫棚のレイアウトを考えます。 簡単な作業工程マップを作製し、人の動きや物の動きの点と点を線で繋いでみましょう。

<作業動線を考える>
作業動線とは人や物の動き方です。動線が短ければ移動距離は短く時間の短縮になり、さらには運搬中の落下のリスクなども低下します。
動線は後戻りが発生しないかを確認するために、作成したマップを「ひとふで書き」でなぞれるかどうか考えてみましょう。また、工具や備品に対しても、すぐに取り出せるよう位置を考える必要があります。

<在庫グループごとに棚を分ける>
出荷頻度が高い順に在庫グループを設定し、そのグループごとに棚を設置します。 例えば、頻繁に出荷を行うAグループ、Aほどではないものの出荷のサイクルが短いBグループ、出荷の頻度が少ないCグループといった具合に分けてみます。
ここで注意したいのが、「全ての棚を在庫品で埋めてしまうとピッキングをする作業場がなくなる」ということです。 在庫グループごとにピッキング専用の棚を設定しておくことで、ピッキング作業スペースが見やすくなる上に、作業員の移動時間も最小限にでき、出荷作業の効率を高めることができるようになります。

<棚の選定>
頻繁に入出荷が行われるAグループの棚は、収納できる重量よりも取り出しやすさを重視した棚を選びます。 対して、出荷の頻度が多くないCグループに必要なのは「棚の収納力」です。天井までのスペースをうまく活用することや移動ラックにするなど、すぐに出荷されないからこその収納方法が必要になります。 また、使用中の倉庫棚を流用するケースがありますが、作業の流れや商品数は棚を導入した当時と異なっていることがあり、作業に無駄を生み出してしまう可能性があります。
新たに、取り扱う商品の数や作業動線に見合う大きさの倉庫棚を導入することで、使いやすさが向上したり収納の無駄を省いたりといった効果が期待できます。
適した棚を選定してスペースを有効に活用し収納しましょう。 <作業や備品置き場の確保>
倉庫内は商品の保管棚だけでなく、パレットなどの保管場所やPC、プリンタなどの備品を置く場所も考慮しましょう。
せっかく商品動線を意識しても、作業をするために場所を移動したり道具を取りにいくために後戻りをしたのでは本末転倒です。





■スチールラックのレイアウトの例

出荷頻度によって在庫グループをA、B、Cに分けたうえで、どのようにレイアウトできるのかを考えてみましょう。

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・出荷頻度の高い棚は移動距離を最短にする

頻繁に入出荷をするAグループの棚は出荷場に近い場所に設置することで、人や商品が倉庫内を移動する距離が短くなり、移動時間の短縮に繋がります。

・出荷頻度の少ない商品は収納力を優先した配置に

出荷する頻度が少ないBやCはAよりも奥に配置し、移動距離よりも収納力を重視します。 こうすることでより多くの商品を保管しておくことができます。

・移動ラックを導入してスペースを有効活用する

移動ラックを導入することで、わずかに空いたスペースも収納場所として確保することができます。また、出荷頻度の低い棚と移動ラックを組み合わせることで、さらに収納能力が向上します。

倉庫面積を増やさずとも棚自体を動かすことで、これまで以上のキャパシティを有する倉庫内レイアウトを実現させることができます。





■スチールラックのレイアウトをスムーズに行うために

出庫頻度を考慮したレイアウト案をもとに実際に配置していきます。 本来の作業の時間的ロスを最小限に収めるよう、スムーズに行うための注意点を紹介します。

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・今あるものを仕分けておく

現時点で倉庫内にある在庫を仕分けておきます。 どの商品をどの棚に収納するのか、商品の住所を決定していく。 商品以外で作業に必要な道具においても、移動が必要であれば仕分けをしておきましょう。

・商品にラベルを貼って分かりやすくしておく

商品の住所を記載したラベルを貼って分かりやすくします。 商品がまとまったボックスや箱に入っているのなら、その外側にラベルや写真を貼っておきましょう。誰が見ても中に何が入っているのか一目で分かるようにすることが大切です。 初期の手間はかかりますが、あとで商品を探す際に見つけやすく便利です。

・整理はスケジュールを決めて定期的に行う

決めたルールに従って収納されているか定期的にチェックを行い、常に整理されている状態を保つようにしましょう。 それでも、使用しているうちにだんだんと煩雑になっていってしまいます。 整理日をきちんとスケジューリングすることで、整理を始めたけれど中途半端に散らかった状態で終わってしまう、商品がどこにいったか分からないといったリスクを避けることができます。

・スチールラックの整理は複数人で取り掛かる

スチールラックの整理はまとめてできるよう複数人で行いましょう。 重いものを持つことや高い場所に収納することもあるため、チームで分担して行います。 実際に使用する人が使いやすいよう、意見を出し合うことで新たなルールが生まれることもあります。

・上手に棚板を固定するコツ

アングルの固定の仕方によっては、全体が歪んでしまう原因になってしまいます。横のアングルを取り付けるときは、水平と垂直を確認しながら、前方と後方を交互に取り付けるようにしましょう。また、ボルトはいきなり本締めせず、仮止めして組み立てていき、ある程度完成してから固定する方が失敗しにくいのでおすすめです。

・整理にかける日数は1日と決めておく

日をまたぐと共有した収納ルールが以前とは変わってしまったり、忘れてしまう可能性があります。 また作業員が変わってしまうこともあります。混乱を避けるためにも、1日で終えることができるよう配分しましょう。 1日で終わらない量ならば、区画を分けて1ブロックずつキリの良いところまで確実に終わらせるようにしましょう。

・整理を始める前に必要な情報を共有しておく

複数人で整理を行うため、整理や収納のルールを共有しておくことが大切です。 それぞれのルールで整理を行ってしまうと、逆に煩雑になり紛失のリスクが高まります。 情報を明確化しきちんと共有することで、いつでも整理された気持ちのいい倉庫を保つことができます。

■おすすめのスチールラック

現在使用しているスチールラックは、商品に対して適切な棚として機能しているでしょうか。 たくさん入る方がいいからと大きなものを使用してしまい、人+台車がすれ違うだけのスペースを確保できていなかったり、見通しが悪かったり、ということはないでしょうか。 適切ではない倉庫棚は反対に効率が悪くなるだけでなく、接触や紛失のリスクが高まってしまいます。 大切な商品と作業員の安全を守るために、キタジマにお手伝いできることがあります。 一度お電話やメールにてご相談ください。収納に関することならキタジマへ!

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・キタジマの倉庫棚

キタジマのスチールラックは用途や場所に合わせた様々な種類を取り揃えております。 お困りごとの解消はもちろん、現在の収納環境をより良いものにするお手伝いをいたします。 ネットでのご注文は24時間受け付けており、送料無料にてご購入いただけるものも多数ご用意がございますのでぜひご利用ください。
<中量キャンチラック>
片持ち式のラックです。前面に支柱がないため、長いものや不定形なものの収納に適しています。 すっきりとした見た目で自由に収納アレンジがききますので、店舗での商品陳列棚としてもご利用いただけます。

<重量スチールラック>
棚板式のラックです。1段に1,000kg、最大で5,000kgもの荷重に耐えられる安定感があります。重量タイプの保管ならこちら。 複数の重量スチールラックを連結することができ、2台目からは支柱が共有できるタイプを使用することでコスト面もカットできます。

<移動ラック>
移動ラックとは、本来ならば床に固定したまま使用する倉庫棚に車輪をつけて、床面に取り付けたレールの上をすべらせることで荷物を載せた棚そのものを動かすことができるラックです。
通常の棚を複数台使用する場合、棚と棚との間に人+台車の通路スペースが必要ですが、移動ラックに変更することで台車1台ぶんの出入りスペースさえあれば他のスペースは必要なくなります。 ハンドル付きや手で直接ラックを押すタイプがあり、どちらも荷物を載せたままでも軽い力で左右に移動させることができるので女性でも作業負担がかからないラックになります。 移動ラックは商品の収納だけでなく、書類の整理にも活躍します。 大切だけれど普段利用することが少ない書類などは、キャビネットに入れたまま移動ラックに収納することができます。さらにオプションで施錠装置もつけることができるので書類の整理に向いています。

■最後に

スチールラックのキタジマでは、倉庫の保管棚として他にも色々なタイプのスチールラックを取り扱っております。オプションで棚板やアップベースも追加でご購入いただけますので、用途に合わせてご利用ください。 作業がしにくい、商品が取り出しにくいといった場合は、倉庫棚を見直すタイミングかもしれません。作業効率を高めて使いやすくするためにも、是非整理を行ってください。

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