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高さを考えよう!

オフィスにスチールラックを導入するなら高さを考えよう!

オフィスにスチールラックを導入するなら高さを考えよう!

オフィスの収納に便利な業務用スチールラックですが、実際に導入してみると思ったよりも高さが低い、
または高いために、使いづらいと感じることがあるかもしれません。
このような失敗を防ぐには、事前に使いやすい高さを知っておくことが大切です。
今回は、業務用スチールラックの高さや使いやすい高さの求め方について解説します。

使いやすい棚の高さについて

■使いやすい棚の高さについて

オフィス用のスチールラックを選ぶ際は、デザイン性などに加えて使いやすさに注目することが大切です。
使いやすさを決めるのは主に「高さ」ですが、使いやすい高さには目安があるので確認しておきましょう。
ここでは、使いやすい業務用スチールラックを選ぶための高さの基準を5つ紹介します。

また、身長が160cmの人(Aさん)が使用することを想定し、Aさんにとって使いやすい高さも具体的に紹介するので、
参考にしてみてください。

・手が楽に届く高さ
手が楽に届く高さとは、脚立などを使わずに、手を伸ばしてものを取れる高さのことです。

手が楽に届く高さ 身長×1.2
Aさんの場合 160cm×1.2=192cm

Aさんの場合は、192cmの高さであればスムーズにものの出し入れが可能です。
しかし、この高さで届くのは手前だけで、棚の奥まで届くということではありません。

・目線の高さ
目線の高さとは、普通に立っているときに見える高さのことです。

目線の高さ 身長×0.9
Aさんの場合 160cm×0.9=144cm

Aさんの場合、144cm程度の高さの棚であればどこに何があるのかを問題なく把握できます。
しかし、これ以上の高さになると奥にあるものまでは確認できません。
目線の高さよりも高い場所に収納する場合は、ラベリングなどを行なって、一目で中身を把握できるように工夫する必要があります。

・肩の高さ
使いやすい棚の高さの上限となるのが肩の高さです。

肩の高さ 身長×0.8
Aさんの場合 160cm×0.8=128cm

Aさんの場合は128cm程度が最も使いやすい高さです。使用頻度の高い書類は、この高さを目安に収納するとよいでしょう。
なお、この高さを超える場所に重量のあるものを収納すると、出し入れの際にやや危険となるので注意が必要です。

・立ち仕事がしやすい高さ
立ち仕事がしやすい高さとは、立ったままの状態で作業をするのに適した高さのことです。

立ち仕事がしやすい高さ 身長×0.5
Aさんの場合 160cm×0.5=80cm

スチールラックの収納に余裕がある場合はこの高さの棚を空きスペースにしておき、作業台として使うと便利です。
書類の差し替えや調べものが簡単に行えて、デスクとラックを何度も行き来する必要がないので、作業効率もアップします。

・しゃがまずに使える限界の高さは?
しゃがまずに使える高さとは、使いやすい棚の高さの下限です。
スチールラックをオフィスに導入する際、特に見落としてしまいがちなのがこの高さなので注意しましょう。

しゃがまずに使える限界の高さ 身長×0.3
Aさんの場合 160cm×0.3=48cm

Aさんの場合は、48cm程度がしゃがまずに使える高さの限界です。これ以上低い場所に収納すると、ひざまずいた姿勢で作業をしなくてはなりません。 収納スペースにゆとりがある場合、この高さより下の棚は空けておくか、使用頻度の少ないものや重量のあるものなどを収納するとよいでしょう。

知っておきたいこと

■スチールラックのサイズで知っておきたいこと

スチールラックは、サイズについて注意すべき点があります。

・外寸とは
外寸とは外側のサイズのことで、横幅・奥行き・高さの3つからなります。
このうち横幅と奥行きのサイズは、外寸と棚板とではサイズが異なるので注意してください。 というのも、業務用のスチールラックは棚板の角の外側に支柱を設置する構造となっていたり、呼称表記と実寸法で違いが出てくる場合がございます。
たとえば、「棚板のサイズに、支柱の厚みやボルトなどの金具のサイズを加えたものが外寸」等です。
外寸で表記されたスチールラックを選んだ場合、思っていたより物を置けるスペースが小さく、使い勝手が悪いと感じる場合があるので十分に注意しましょう。

・内寸とは
内寸は間口寸法とも呼ばれ、棚板の横幅から支柱のサイズを差し引いた寸法のことです。収納したいものが業務用スチールラックに収まるかどうかは、この内寸を基準にして判断する必要があります。 また、内寸は横幅だけでなく高さにも関係します。業務用スチールラックのサイズを考える際は棚板の厚みを差し引いた内寸の高さと、収納したい物の高さとを比較し、問題なく収納できることを確認しましょう。

・有効間隔とは
スチールラックに棚板を均等に取り付けた際の、上と下にある棚板の間隔のことを有効間隔と呼びます。 収納物の高さが有効間隔とほぼ変わらない場合は、スチールラックのサイズを最大限に活用した収納が可能です。反対に有効間隔よりも収納物に高さがある場合は、設置できる棚板の枚数が減るため、収納量も減って無駄なスペースができてしまうでしょう。 同じサイズのファイルなどを効率よく収納したい場合は、有効間隔についても調べておくことが大切です。

・呼称寸法に注意
呼称寸法とは、キリがよい数値で表したサイズのことで、実際に測定した寸法を示す実寸とはサイズが一致しません。たとえば、横幅の呼称寸法が900mmで実寸が816mmの場合、その差は84mmで、数mm〜数cm単位で収納を考える場合には影響をおよぼす可能性があります。 しかし、インターネット上で掲載される業務用スチールラックのサイズは、呼称寸法がほとんどです。棚のサイズぎりぎりのものを収納したい場合は、購入前に必ず実寸を確認しましょう。

・クリアランス
物体間の隙間やゆとりをクリアランスと呼びます。スチールラックを設置する際、設置場所にクリアランスがなく組み立てられなかったという失敗例は珍しくありません。 設置場所とスチールラックがぴったり同じサイズでは設置できないため、少し余裕をもたせた配置が必要です。スチールラックの外寸に対し、最低でも50mm程度のクリアランスをとりましょう。

高さの失敗

■業務用スチールラック選びでよくある高さの失敗

計算上では高さが足りるはずなのに、実際に収納したら高さが足りないということもあります。
この失敗の主な原因は、棚板の厚みを考慮していないことです。
たとえば、スチールラックの外寸の高さが120cmで、棚板を均等の高さに3枚設置した場合で考えてみましょう。
単純に計算すれば、1つの段に40cmの高さの収納物を収めることができそうですが、実際には棚板の厚みが含まれるため、高さ40cmの収納物は入りません。
このような失敗をしないために、収納したいものの高さや実際に収納できるスペースの高さは事前に計算しておきましょう。

あると便利なアイテム

■オフィスに業務用スチールラックを導入するポイント

オフィスに業務用スチールラックを導入する際のポイントを3つ紹介します。

・本や書類の高さ
オフィスに業務用スチールラックを設置する目的の多くは、本や書籍の収納です。そのため、本の種類別の高さを把握しておくとスチールラック選びの失敗を防ぐことができます。 ここでは、本の種類別に一般的なサイズを紹介するので、参考にしてみてください。

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    本の種類     型     サイズ
単行本 B6判 高さ182mm×幅128mm
四六判 高さ188mm×幅127mm
菊判 高さ220mm×幅150mm
文庫本 A6版 高さ148mm×幅105mm
新書本 新書判 高さ182mm×幅103mm
大型本・雑誌・ムック A5判 高さ210mm×幅148mm
B5判 高さ257mm×幅182mm
A4判 高さ297mm×幅210mm
B4判 高さ364mm×幅257mm
辞書 A5版 高さ210mm×幅148mm
A6版 高さ148mm×幅105mm

・素材について
スチールラックというと頑丈なイメージが強いかもしれませんが、使われる素材や製造方法によっては耐久性に差があります。 スチールラックには主にスチール製とステンレス製があり、スチール製は手頃な値段で購入可能です。しかし、ステンレス製に比べてサビやすく、耐用年数が短いというデメリットもあります。 一方、ステンレス製の場合はスチール製と比べて価格は高くなりますが、サビや薬品に強く耐久性が高いため、長期にわたり安心して使えるでしょう。

■まとめ

業務用スチールラックを選ぶ際には、使いやすい高さを考慮することが重要です。ラックの高さはもちろん、収納したいものの高さなどを正しく把握しておくと、使いやすい業務用スチールラックが選べるでしょう。 設置スペースを有効に活用し、業務用スチールラックの収納力を最大限に活かした収納を実現するためには、プロのアドバイスを受けるのもおすすめです。Webサイトを参考にしつつも、導入の際には専門業者に相談し、ミスなく満足できる業務用スチールラック選びを実現させましょう。

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